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NIGHT FISHING Artwork

「NIGHT FISHING」セルフライナー(by 山口一郎)

01.ワード

冬の夜道を歩きながら聴いたら、泣けてくる曲を作りたかった。なかなかそんな気分にならなくて結構悩んでいた時、「夜が僕らを試してるな」という歌詞が浮かんで、その瞬間に曲の全体像がブワッ広がった瞬発力のある曲。個人的に気に入ってる。

02.サンプル

まずメロディーと共に歌詞が出て来て、後はそのまま何も考えずに心象を吐き出していたら、いつのまにか完成していた曲。完全に僕の頭の中の世界。ある意味ファンタジーかも。アレンジもそれほど悩まず、サカナクションの自然体なアグレッシブさが露骨に出たかなと思う。サカナクション流のクラブロック。

03.ナイトフィッシングイズグッド

タイトルが先にできていた曲。「ナイトフィッシングイズグッド」ってどんな曲だろ?って考えて作っていったらこんな曲になった。一人で釣りをしていたら、物思いに深けてしまって、けど魚が釣れて慌ただしくなってきたら、最初に思っていた事の意味がポジティブに変わって来たという曲。あと、アレンジは思い切りふざけた。良い意味で。

04.雨は気まぐれ

曲作りに追われて、部屋から一歩も出ずギターと対峙してばかりいた時に書いた曲。雨が降っているのかどうなのかわからない日常に圧迫されて書いた歌詞だったから、アレンジはアッパーにしてやるんだと心に決めていた。

05.マレーシア32

インストの曲を作ろうと四苦八苦していた時に、ギターの岩寺がシンセでメロディアスなリフを作って来て、それで一気に完成した。ライブアレンジと音源の違いを積極的に出していこうとレコーディングの時から特に話し合っていた曲。タイトルの「マレーシア32」の意味は秘密。32は三十二小節のループだから。

06.うねり

疲れすぎてゆっくり眠りたいなぁと思ってばかりいた時に書いた曲。どう休みたいか憧れを歌にしてみた。最初はロックなアレンジだったけど、それがメンバーに伝わったのか最終的にゆったりした感じになってすごくしっくりきている。なんか安心する。

07.ティーンエイジ

大人になってきた気がした時、失ったものは一体なんなのか言っておかなきゃならないなぁと思って書いた曲。けど、まだ言い足りないと思う。ベースの草刈がフルコーラスで入ったら歌詞がよりリアルになって大成功だと思った。後半インストになるのは言葉じゃ言い表せれないティーンエイジャーの鬱屈は、音で表現するべきだと思ったから。

08.哀愁トレイン

最初は横浜中華街に家出した少年の曲を書こうと思って取り組んでいたけど、家出をした事がないから書けなかった。そうしたら、実家へJRで帰っている途中にふと歌詞が浮かんでそれからはすんなりできた。「ティーンエイジ」とはちょっと違う青春の曲。

09.新しい世界

旅に出たくて出たくてうずうずして、ふて腐れたり一人遊びでごまかしたりしていた時に書いた曲。知らない事を知りたいという欲求を歌にぶつけた。当初、この曲のPVを京都の祇園で撮影したいと思っていたけど、結局諦めた。

10.アムスフィッシュ

曲作りの為に、山の中の一軒家に一人で籠っていた時に書いた曲。「アムステルダム」という歌い出しは、コードと一緒になぜか出て来た。この時期は自分と向き合いすぎて毎日吐きそうになっていた。この曲を歌うとその頃を思い出す。

Profile

札幌を中心に2005年よりライブ活動を開始。
道内インディーズシーンでライブハウスのオーディエンスから徐々に口コミで話題となりはじめる。注目を集める中、2006年8月に「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2006 in EZO」(北海道石狩湾新港樽川埠頭特設会場)に公募選出枠「RISING★STAR」に選ばれ出演する。これをきっかけに一躍、さらに注目を集めることになった。
地元カレッジチャートのランキングに自主録音の「三日月サンセット」がチャートインしたのを皮切りに、さらに「白波トップウォーター」もラジオでオンエアされるようになり、リスナーからの問合せが道内のCDショップに相次ぐ。道内の音楽ファンの間では、CD発売を待望するファンからの反響が日増しに高くなっていく。
2007年5月に初音源となる「GO TO THE FUTURE」をリリース。
そしてわずか8ヶ月というスピードで早くも2ndアルバム『NIGHT FISHING』を2008年1月23日にリリースする。現在も札幌在住にて活動している。